小じゃみチントン詳細

小じゃみチントン

小じゃみチントンは日本の音をもっと手軽に、誰もが楽しめるようにと、葛飾区の三味線工房「三絃司きくおか」が開発をした、小型の和楽器です。

三味線の3分の2のサイズで、老若男女どなたでも気軽に演奏をすることができます。

基本的な構造は三味線と同じく、3本の糸を張って音を鳴らします。

破れにくい音響膜

小じゃみチントンの音響膜にはユポ紙という紙を使用しています。

ユポ紙は選挙用紙や選挙ポスターにも使用されている、非常に丈夫な紙です。

 

従来の和楽器には管理が難しい、大変というイメージがあるかと思います。

実際に三味線の音響膜には天然皮を使用しており、保管の環境や、保管方法に気をつけないと、皮が破れてしまい演奏ができなくなってしまいます。


しかし、小じゃみチントンで使用しているユポ紙は丈夫で破れることはなく、水にも強いため、管理が非常に簡単です。


デザイン

もう一つの特徴はそのデザインです。

音響膜に使用しているユポ紙にはどんなデザインも印刷が可能です。

そのため、さまざまなコラボ商品や、世界に一つだけのオリジナルチントンを作ることも可能です。

 

また、楽器としてはめずらしそのデザイン性と小ぶりなサイズ感から、演奏をしない時でも、部屋に飾ってインテリアのように楽しんでいただくこともできます。

 

お好きな柄を選んで、部屋に飾ってみてください。

 

 

演奏方法

小じゃみチントンの基本的な演奏方法は三味線と似ています。

大きな違いは撥を使用しないというところです。三味線では音響膜である皮を撥で叩くように演奏をすることがあります。

それによって、力強い音やリズム感のある演奏をすることができます。

 

それに対して、小じゃみチントンは指引きもしくはピックで演奏をします。

それによって小じゃみチントンでは、優しく癒されるような音を奏でることが可能です。

また、三味線のように大きな音は出ないため、住宅街やアパートでも楽しんでいただけます。

 

楽譜もとても簡単に読むことができます。

3本の線はそれぞれの糸を表しており、それぞれに重なるように書かれている数字は糸のどの位置を抑えるかを表しています。

棹には数字が記載されている譜尺シールが貼ってあります。

楽譜に書いてある数字の位置を押さえていただくと、楽譜通りの音が出ます。